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こんにちは。
今回は、失業保険について解説していきます。

皆さんが失業したときにお世話になるありがたい失業保険(雇用保険の基本手当)ですが、実は知らないうちに損してる可能性があるのです!
今回はみなさんに失業保険で損しないように情報提供をしていきます。

失業保険は雇用保険の基本手当と呼ばれるものですが、これはどのようなときにもらえるのでしょうか?
まず、大前提として週20時間以上働き、雇用保険に加入している必要があります。
そして一般の方は離職前2年間に雇用保険を納めている月が12か月以上ないといけません。
雇用保険が納められるのは月に11日以上働いている月のことです。
月の勤務日数が10日以下のときも便宜上雇用保険は天引きされますが、期間には算入されないので注意が必要です。
月の繁忙期のみのアルバイトですと月に8日~10日などのバイトもあるのでこのような場合は週20時間以上働いていても雇用保険はもらえません。

退職した理由によって失業保険がいつからもらえるかが違う!ー自己都合と会社都合の違い
実はご存じの方も多いと思いますが、離職理由によっては失業保険がすぐ出ない場合があります。

それは自己都合の場合。自己都合とは会社都合でない場合のことですが、会社都合とは倒産や退職勧奨などの場合です。
そして会社都合の場合は待機期間満了後すぐに失業保険がもらえますが、自己都合の場合は2か月の給付制限が付きます。
つまり離職後、待機期間+2か月は失業保険がもらえません。
お金がない人にはキツイのではないでしょうか?このようなときに備えて日頃から貯金に励みましょう。

さきほど一般の方は、離職前2年間で12か月以上雇用保険を納めないといけないと言いましたが、例外もあります。
障がい者などの就職困難者などは条件が緩和されていて、離職前1年に半年以上の加入で大丈夫です。
そして障がい者については基本手当の給付日数も健常者に比べ大幅に増えています。これは障がい者は健常者に比べ就職が困難であるからというのが理由です。

もらわないと大損!人によっては100万円以上のお金が一括でもらえる再就職手当について
雇用保険に3年以上加入している場合で、失業保険の期間を200日以上残して就職した場合は、残りの日数分の最大70%の金額が一括でもらえます。ただし1回もらうと3年間はもらえないので注意。
まさにボーナスのようなものですね。再就職先では給料がもらえて、さらに再就職手当のボーナス!
例えば私が離職したときは300日残していたので210日分が一括で振り込まれました!

このメリットいっぱいの再就職手当ですが、注意点もあります。
まず、失業したあとの7日間は待期期間ですが、その間に就職が決まった場合はもらえません。
例として2022年3月31日に退職した私の場合、土日を除いて7日が待期期間なので4月11日までに決まっていればもらえません。
そして、失業の手続きのためにハローワークに来る前に決まっている場合なども、もちろんもらえません。
あと前職と同じ会社に再就職する場合。この場合も常識的に考えてもちろんもらえません。
最後は面接を受ける会社と共謀して待機期間満了までに採用する旨を言ってもらっているとき。この場合も同様にもらえません。
もし嘘の申告をすると失業保険返還に加え、2倍のペナルティ(俗にいう3倍返し)や悪質とみなされた場合は最悪詐欺罪などで罪に問われる可能性もありますので、嘘は絶対やめてください。もし嘘だと思われたらハローワークは徹底的に調べ上げます。生命保険と同じです。

退職すると決まったら上司に伝えて早めに離職票を発行してもらいましょう。離職票が届いてから手続きができるので離職票が来るのが遅れるほどお金が振り込まれるのが遅くなります。
特に年度末の3月は離職者が多く、離職票の発行は遅れる傾向にあります。
私の場合は待期期間満了ギリギリに来たので12日に手続きに行きました。もし離職票が早く来た場合はすぐにハローワークに手続きに行きましょう。
そして退職前に別のハローワークで退職することを伝えると再就職手当のことについて教えていただきました。

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職員:3年以上雇用保険かけてるけど、再就職手当って知ってる?
私:知りません。それはいったい何ですか?
職員:普通は就職したら残りの日数については受給はできませんが、3年以上かけていてさらに200日以上残して就職する場合は残りの日数の最大7割だったかがもらえるんですよ。私は給付課の人間ではないので専門的なことは給付課で聞いてください。
私:ありがとうございます。聞いてみます。

そして給付課で聞くと早く就職した場合は、再就職手当がもらえることを確認して心の中でガッツポーズ!
そして3月末の退職日を迎え、無事に退職しました。
その後待機期間を経て離職票を持ってハローワークに行き手続き、失業認定を受けました。
失業認定を受けると次回ハローワークに来る日が指定され(何日に最初の手続きに来たかで週・型が決まり、同じ週・型の人は同じ日に来ることになります)
私は3型・月曜日だったので毎月、ある週の月曜に来ることになります。ただし自己都合だったので2か月はもらえないということに。
その後、すぐに就職が決まり、300日まるまる残していたので70%の210日分を再就職手当として一括でいただきました。

失業保険の手続きってどうやるの?ハローワーク行ったことないからわからない。
失業保険はハローワークの失業認定の窓口に行きます。初回かそうでないかで窓口が違うのがちょっとややこしいですね。

そこで機械から番号札を取って、順番を待ちます。順番が来たら職員のところに行って失業した旨と離職票を提出します。
あとはハローワークの職員の指示に従って手続きすれば大丈夫。向こうはプロですから。
そして失業認定を受ければ次回の認定日までに就職活動(窓口で求人票を印刷してもらって求人について相談、求人への応募など)を2回以上(障がい者は1回以上)して次回認定日に就職活動の実績を書いた紙を持って行けば、認定日の2,3日後に失業手当が振り込まれます。
窓口で職業相談(求人票を出してもらうなど)などをしないと記録がハローワークに残らない→就職活動にならないので注意!
求人票のファイルでいいなと思った求人だけ見て窓口に行かずに帰ってしまうとせっかくハローワークに来ても無駄足になります。
そして当たり前ですが、認定日にはハローワークに必ず来るのです。そしてその日から次回認定日の前日までに就職活動をすることになっています。なので賢い人は認定日に職業相談をして就職活動の実績を作ってしまいます。職員によっては、この後時間があれば就職活動(職業相談)をしてから帰るように案内してくれます。
障がい者ならこの1回で就職活動が終わるので本当にありがたいです。

失業保険について追加のお得情報

失業保険は離職後1年なら何回失業してももらえます。
失業認定を受ければ失業手当をもらう権利を得たということです。
私は4月にすぐ決まった会社が合わずにすぐやめてそれからなかなか決まらなかったのでまた失業保険のお世話になりました。私は障がい者なので結局300日全部使い切りました。
普通の人は90日とかなのですごく恵まれていますね。

なお、就職した場合はハローワークにできるだけ早くいきます。そして就職の報告をすると、就職する日の前日までの失業保険が就職報告をした数日後に振り込まれます。
なので就職の報告は早めにしましょう。

認定日の手続きの注意点
認定日に出頭できない(行けない)場合は病気や試験などの特別な理由がない限り認められません。しかも認定日に行けないと就職活動もパーとなりせっかくの頑張りも無駄になります。
ただし、次回の認定日までにまた就職活動をすると前回パーとなりもらえなかった分はそのときにもらえます。ただし失業保険は1年間しかもらえないので期限切れに注意です。

いかがだったでしょうか?
今回は失業したらみんなもらってるけど、意外によく知らない失業保険について解説しました!

今回は以上になります!ありがとうございました!

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