こんにちは。
約２０年前に未納３兄弟として世間を騒がせた国会議員がいましたね。
それから消えた年金問題など年金に対する国民の不信感は払拭されるどころかますます強まり、半世紀前からずっと年金なんか払っても年寄りになったらどうせもらえないから払うだけ無駄だという意見を聞きます。
でもそのお年寄り、今は現役時代の６割ほどの年金をもらっています。その年金を納めても無駄というのを信じて払わなかった人は未納で１円ももらえず一生働くハメになっていますよね。そういう人を実際知っています。
その人は８０代ですが、まだ働いています。バブルの頃の絶頂期に商売で一発当てて羽振りが良かったそうですがそれで年金未納にしていた結果、高齢になっても年金がもらえず８０代になっても働かざるを得ない状況になってしまいました。
みなさんに言いたいことがあります。
まず年金はリスクに対する保険なのです。
ます、長生きすることに対するお金のリスク、そして病気や事故で障がいを負ってしまうことに対するリスクの２つです。
長生きに対するリスクでは長生きすればするほどお金がかかりますよね？高齢になれば満足に働けません。貯金だけでは心もとないです。
こういう状況で収入源として強力な役割を果たすのが年金なのです。国民年金は月６．５万円、、厚生年金は月７万円から人によっては２０万円以上もらえます。このあたりは現役時代の収入に依存します。
もし自営業で国民年金だったとしても貯金を頑張って年金も納めていれば月６．５万円が死ぬまで入ってきます。これは大きいですよね。
国が払ってくれるので債務不履行になることは基本的にありません。というかそんなことがあったら日本という国がなくなります(笑)
なので高齢者になっても死ぬまで一生働く覚悟がある人は未納でも構いませんが、みなさんはちゃんと払いましょう！
まあ払わないと差し押さえなど別のリスクも発生しますが。
国税、健康保険、年金は地の果てまで追ってきます。逃げようと思っても逃げきれませんよ。分納してでも必ず払わされます。
そんなこと言っても、お金ないよ！
大丈夫。収入が少なければ年金については減免が認められます。免除の割合は４分の１、２分の１、４分の３、全額です。
そしてこの減免された部分は払ったとみなされます。
最悪、全額免除でも国が半分納めているので半分は掛けている状態です。
未納と全額免除は全然違います。未納だと１円ももらえませんが、減免した場合は算定基礎期間に算入され将来年金がもらえるのです。
例外として学生納付特例は納付期間には入りますが１円ももらえませんので注意。
そして最大のリスクが２つめ。障がいです。
みなさんは障がい者というとどういうイメージを持っているでしょうか？自分には関係ないしなんてと思っていませんか？
でも障がい者は意外に身近なところにいますよ。身体、知的、精神（発達障がい含む）と３種類の障がい者が全国に９００万人います。
大阪府の人口が８８０万人なので１つの県ができるくらい障がい者はいるのです。
実をいうと、このブログを書いている私も障がい者です。
え？嘘！？と思われたかもしれませんが事実です。しかも発達障がいの２級なので重度です。
でもこうしてブログでいろいろな情報を発信することはできます。就労もしているのですが、このブログ執筆の活動が生きがいにもなっています。
他にもブログを運営していますが、障がいについて明かしていないのでお教えはできませんが。
さて、未納にしているとどうなるか、それは万が一障がいを負っても障がい年金が１円ももらえないというとんでもないリスクです。
でも事故で車いすとかほぼねーしｗなんて思っていませんか？私も障がい年金について知る前はそう思っていました。
障がい年金についての詳しい解説はまた別の機会にでもしますが、障がい年金は何も身体障がいだけにとどまりません。知的障がいや精神障がいや発達障がいでも基準さえ満たせばもらえるのです。
障がい者手帳と障がい年金の等級は基本的に違うのですが、精神については一致することが多いです。私も障害厚生年金２級を頂いています。これも親が私が学生のときに学生納付特例や社会人なりたてで収入の少ない時期に全額免除していたおかげです。
もし、親がお金がないからといって放置していたら、、、私は障がい年金を受給できないことになっていました。
発達障がいは生まれつきの障がいですが、メンタル面の健康が叫ばれる昨今、やはりリスクが高いのはうつ病です。
うつ病でも障がい年金はもらえます、ただし基準は相当厳しいですが。でも未納だと１日中ベッドから動けないレベルの重度のうつ病でも年金がもらえず、
また将来、施設に入るにも障がい年金など安定した収入がないと入れないため詰んでしまいます。
会社員としてバリバリ働いていて体育会系でメンタル面に自信がある人でもいきなりなるのがうつ病。というか、私が鬱になんかなるわけない、鬱は甘えだなんていう人に限ってうつ病を発症したりします。
そんなときに障がい年金がもらえればバリバリ働いてれば２級の場合１２万円くらいもらえると思います。
奥さんや子供がいればさらに加算が付きます。
本当に年金を納めることは将来の長生きや障がいなどのリスクに対する保険であることはここまでで理解いただけたと思います。
なのでこの記事を読んだ皆さんは絶対年金は払ってくださいね！
今回は年金未納のリスクについて解説しました！
今回は以上になります！ありがとうございました！
